君の目線奪うために

雲を掴もうと伸ばした手は あの日の少年の夢

This moment ~解釈と色々~

▽This Momentについての解釈と諸々~好きすぎて胸が苦しい~

 

本当に今更感は否めないんですけれども、ここ最近のエンドレスソングについて。

この曲、罪深すぎてもう曲に恋してる状態…。恋する乙女…。さあ、では解釈。

(※解釈と謳ってはいますが、ただの感想にも捉えられるかもしれません。一種の考え・妄想だと受け取ってもらって構いません。内容が薄い上に長いのでご了承ください。)

 

 

 

抱きしめても何か足りない その訳ならわかってる

ボクの知らないキミがいるから この想いは止まらない

 

 

ここの歌詞から分かるのは、ただの恋人じゃないことと‘ボク’はまだ知らないキミにまた

想いを焦がしてます。両想いだろうけれど、叶わぬ認められない恋の匂いがします。

 

指を絡め合って、ただ見つめ合って

誰も知らないボクをもっと感じて…

 

 

そういうことをしているようにしか感じられなかったんですけども、

誰も知らないのところから、他のみんなは知らないキミだけに見せるよ、と。

先ほどの歌詞とは反対ですね。それがまた尚更ボクの気持ちに拍車をかけてるように感じます。

 

今は抱き合って、わがままな恋で

時を止めるキスをしよう

 

 

わがままな恋!どういうことでしょう。身分違い?教師と生徒ですかね。ボクはまだ生徒で

教師である相手に対して、子供であることも認めてると思います。わがままな恋って自覚してるので。

時を止める、これに関連する言葉がこのあとすぐ出てきます。

 

永遠なんていらない ただ痛いほどの情熱が

キミを求めてるそれだけは

嘘じゃない今はただ

そばにいて

 

 

時を止める、永遠 この2つだけ聴いたら同意義に捉えられますが、永遠のその次が

いらない と言っていますね。2人が幸せな道を歩む未来を想像しつつも無理だと分かっている。その上で紡ぎ出された言葉じゃないでしょうか。けれど、この気持ちを想いを止める術も知らない、ただ痛いほどキミが好きで仕方ない。分かってるけど求めてしまう、それだけは嘘じゃない、そばにいて。これを衝動的な恋と呼ぶんでしょうね。

 

夜が明けたら、いつものように優しい嘘を並べて

越えられない現実にまた キミを送り帰すから…

 

 

下手したらここのパートが1番好きなんですけど!

越えられない現実にまた キミを送り帰すから…って‘ボク’と‘キミ’は越えられない現実が目の前にあるのを知ってるし、それが‘キミ’側にあるのも知ってる。それを承知の上で逢瀬を重ねてるようにしか感じないし、そうだと思う。そして越えられないんだよね。越えたくても今の2人じゃ無理なの知ってるからこその、サビ部分の 永遠なんていらない に繋がるんだなと。この曲は不毛な曲だな…(今更)

 

薄暗い部屋で、吐息で語って

ボクを試すような声を聴かせて…

不確かな愛で、それでもかまわない

この一瞬を捧げよう

 

 

 

薄暗いっていう形容詞が部屋についてるおかげで、想像が簡単にできますしとても官能的に聴こえますね…?その後のボクを試すような声を聴かせて…も手伝ってさ…まじで小説書けるな…?

そういや、私、薄暗いっていうと夏の蒸し暑い部屋を思い浮かべてしまうんですけどこれはなんでだろう…。教えてグーグル先生…。

そして!ここ!授業に出るよ!不確かな愛で、それでもかまわない そこですよね。あ~~~~~。

ここにきてしんどさが爆発です。不確かなんだ…そこ認めるんだね…。でも、この歌詞を潔いな…とは思えないんですよ。この主人公、相手のことすごい好きじゃないですか。だから、余計に。この歌詞の次に、この一瞬を捧げよう。この一瞬を‘キミ’に捧げてもいいって、逆を言えばその一瞬しか‘キミ’に捧げられない。いつ引き離されるかなんて分かったもんじゃないから。私にはそう聞こえるんですよね。こことか教師と生徒の恋って感じがします。

 

思い出なんていらない

ただキミに見せたこの愛は

全て奪うこと躊躇った

だけどまだ恋しくて、恋しくて

 

 

ここからまさかの急展開。ただキミに見せたこの愛は 全て奪うこと躊躇った

ここですよ。‘キミ’への愛は、2人の全てを奪うことを躊躇ったに聞こえるんですよ。‘この愛’が、2人にとって重すぎることも離れたほうがいいことも全て理解していたんでしょうけども、けどどうしても一緒になりたかった。そういう葛藤を想像しちゃう。

だけどまだ恋しくて、恋しくて 主人公はまだ好きなんだよね。けど、‘キミ’のことを考えたら…元に戻ることが正解なんだろうな。という考えに至ってそう。大人だな。

 

退屈な日々だから キミに惹かれた訳じゃない

このココロは 壊せない

ボクにはできない

 

 

退屈な日々だから キミに惹かれた訳じゃない 2人の関係は刺激的?少なくとも退屈ではない。‘キミ’を好きになることに理由はないんだよ、2人の関係にハンディがあったとしても。みたいな?感じですかね?

このココロは 壊せない ボクにはできない 未練残りまくってるじゃないですか。‘キミ’を好きなこの気持ちを消すことは、捨てることは‘ボク’にはできない。最高…。

 

永遠なんていらない

ただ痛いほどの情熱は

嘘じゃない、そばにいて…

 

 

Aメロサビがとても重く感じますね。(褒めてる) 永遠 に否定の意味の ない をつけることによって意味をより重く、強く否定してます。主人公は2人が引き離される瞬間をとても怖がってるように感じる。罪悪感と愛情の狭間で揺れてますね。

 

思い出なんていらない

ただキミに見せたこの愛は

全て奪うこと躊躇った

だけどまだ恋しくて 恋しくて

 

 

結果的に、自分と相手を優先した。こんな切ない曲ありますか…。僕妹*1ソングかよ…(ご存知ない方、良かったら調べてみてください。)青春の、叶わない恋の曲…だな…好きだな…(結局それ)。

 

お付き合いありがとうございます。いやあ、まあ思ったよりも長くて笑いました。この曲に対する熱意が半端じゃねえな?この曲で誰か小説書いてくれないかな…あと、この曲で解釈論争したいです。私はこういう人との話だと思ってますけど?そっちどうですか?みたいな。話盛り上がりそうなので、是非やりたいです。本当にしみじみと思うけどいい曲な…作詞作曲編曲、ならびに関係者様ありがとうございます。こんな素敵な曲を生み出して、音源が永遠に聞けるんだぜ…この世の中に生まれて幸せだな…。

 

では、読んでくださりありがとうございました。

*1:青木琴美先生コミックス。榮倉奈々さんと松本潤さんでの実写化済み。近親相姦がテーマですが、とても好き。あのラストは胸にきます。